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「絵本で楽しむ英語のいっぽ~今度は二歩目~」報告

執筆者の写真: 塩見徳子塩見徳子

更新日:1月26日

絵本をそのまま演じる子ども達
絵本をそのまま演じる子ども達

12月8日(日)に長岡京市立図書館で「絵本で楽しむ英語のいっぽ~今度は二歩目~」を開催しました。6月に開催した一歩目の続編で、半数以上が前回ご参加いただいたご家族さんでした。

今回は二歩目ということで対象を小学校低学年さんまでにしたため、小学生さんも多くご参加頂きました。


一歩目でご紹介した本は、「絵がシンプル」で「繰り返しが多い」など、赤ちゃんでも楽しめる絵本で、この一歩目の鉄板とも言える絵本に、エリックカールさんの ”Brown Bear Brown Bear What do you see?” というものがあります。このシリーズ本として、”Panda Bear Panda Bear What do you see? " と ”Polar Bear Polar Bear What do you hear?” という絵本があるのですが、今回はこちらを二歩目の入り口になり得る絵本としてまずご紹介しました。

二歩目といっても、イラストはBrown Bear同様とてもシンプルで、文の長さや繰り返す要素も変わりません。何が違うかというと、使われている単語が絵だけでは理解できないということです。特に動きを伴う動詞を前後のお話もなくで絵だけで表現するのには限界があり、そもそもその単語の意味を知らないと理解できないページが多くあるのです。ではどのようにこれを理解するのか。この場合動詞ですから、実際に動いたら小さなお子さんでも理解できるんです。


これはオノマトペも同じで、音だけでは理解があいまいでも、実際に動くと納得!ということを体験してもらうため、少し長めのお話で聞き馴染みのないオノマトペがたくさん入っているお話を実際に体を動かしながら読み進めました。すると子供達は繰り返しのフレーズはもちろん、オノマトペの表現も即座に理解し一緒に楽しんでくれました。


英語絵本を選ぶとき、例えば「Brown Bearを気に入ったから、次はPanda Bearを読んでみよう!」とすると上のような理由から理解ができず、子供が楽しめなかったり、ママパパが読み聞かせを挫折してしまったりということになりかねないので注意が必要です。また場合によっては、レベルが上がった時の読みきかせの工夫も必要になってきます。


また、これは一歩目でも多く聞かれた質問なのですが、「英語の発音に自信がないのですが、それでも読み聞かせして大丈夫ですか?」というものです。一歩目はまだしも、二歩目、三歩目と進んで行くにつれ、学校では習わない単語にたくさん出会うことになります。発音はもちろん、この機会を学びなおすチャンスだと思って子供さんと一緒に楽しみながらママパパもちょっと頑張れれば、子供の成長にも繋がって一石二鳥ではないでしょうか。



 
 
 

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景色の背景イラスト
赤ちゃんを運んでくるコウノトリのイラスト
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